時計塔で待ち合わせして、 名も知らぬ君とまた逢う。 幻想は季節外れの、 終わらない物語だね。 君はいつも寂しそうで、 でもワルそうに笑いもする。 喧騒は遠のいていて、 絡まって眠りにつく。 青色の絵の具を持ってきて 汚そうよ。 桃色の絵の具が 良いならそれでもさ、ね。 深い霧が去って、 悲しみを忘れた僕らは、 ときめき隠せない。 絵本のページめくるように… 深い霧が去って、 悲しみを忘れた僕らは、 なんだってできるさ。 自分の気持ちにうそをつくこと 以外… シネマの暗闇に恋をして、 まだ見えぬ明日が ドキドキさせるよ。 君はいつも寂しそうで、 でもワルそうに笑いもする。 僕らは点と点のままで、 いつだって瞬間を生きている。 打算のない音であいまいに 触れようよ。 花の雨が降る匂いを残してさ、ね。 深い霧が去って、 悲しみを忘れた僕らは、 ときめき隠せない。 甘い果実をかじるように… 深い霧が去って、 悲しみを忘れた僕らは、 なんだってできるさ。 自分の気持ちにうそをつくこと 以外… シネマの暗闇に恋をして、 まだ見えぬ明日が ドキドキさせるよ。