砂塵を縫って君のもとへ 穴の空いた機体を薙いで 気丈にすっと溶けてくような 心さえも嘘になる 青に咲いた机上の花が 空の瓶ともどかしそうな 嘘にそっと連れ添うように 形すら見えなくなる また退路に沿って死体を縫って 偏屈な愛を歌っては 愛してるなんて言わなくていいよ 気づいてるから 砂塵を縫って君のもとへ 錆のついた身体を掻いて 雑踏にすっと消えてくような 言葉さえ空想になる 上空に咲いた砂上の花が 欠けた瓶を埋めてくような 息とそっと消えた音で 見えぬ君の声を知る また喧騒を縫ってビタミンを摂って 退屈だなんて歌っては 愛してるなんて言わなくていいよ 気づいてたから また街路に沿って機械を狩って 陰鬱な快で笑っては 愛してるなんて言わなくていいよ 聞こえてル から