知らない街 忘れた声 窓辺に咲いた花も見ないで 遠く響く懐かしい音 あなたの面影残し 少しだけ揺れて ついた嘘で忘れさせて 消さないで その思いを 悲しみに溺れたまま 指先辿る ただ 一人で その景色 覚えている 形なく広がる季節 変えて 今もずっとさまよう あの日のまま 残したのは いつかに置き忘れないようにと 繋ぎ止める その時間を 少しも望んでなくて 薄れてく事が 怖いのだと 胸が痛む 傷跡も 泣いた跡も 隠さずに生きてくなら ざわめく場所を 今止めよう 足元も見ないままで この先は進めない 重さ抱え 二度と会えない暗闇 消せなくて そのぬくもり いつまでも動けなくて 夜空見上げ ただ呟く 消さないで その願いを 叶わない 独り言さえ溶ける せめて 光 届けて