それは偶然訪れた今日で とても綺麗な夢を見ていた 響く心音 刻み込む印 緩い速度で生きていた うまく笑えない"臆病" もう 頼りない"心臓" 生きていく為だと 苦しい呼吸さえ 気付かれないように 風の中 独りで 閉じた心を 空に放つ為に昇り始めた 伸びた前髪 密やかに揺れる 冷たい空気が頬に掠めた 小さい足音 一歩ずつ昇る 長い階段 止まらずに 声が届かない"孤独"と Ah サヨナラをする為 生きてきた記憶をここに捨てよう この先は要らない 目の前の扉をそっと開いて 新しい空が待っているから 現実は速過ぎて あたしには見えなかった この両手離せばいい 怖くはない さぁ行こう "空"を見つけた… 今 自由に戻ろう 悲しみを捨てて 青空に鎔けてく無数の欠片は 赤く広がって消えてゆく 生きること恐れて泣いたことさえ 『さよなら』と言えた 苦しくてもがいた 鈍いこの音 緩やかに終わる時間を告げてた