欠ける月が 白く青に 浮かんで 日差しの向こう 揺れるカゲロウ そっと 満ちるようで 「不安な日々」だって ため息さえ 止まるような空 些細な ことばかり数え いつだって 遠くて 欠ける月が 淡く夜に 浮かんで 街灯に 隠れたまま そっと 止めどなく 流れゆく時間 サヨナラ 言えずに 無くした 記憶のかたすみで 呼びかけては 泣いていた 君がいた 欠ける月が 白く青に 浮かんで 二つ並ぶ 延びる影が 霞んで 止めどなく 流れゆく時間 サヨナラ 言えずに 無くした 記憶は消えなくて 呼びかけては 笑っていた 君がいた 欠ける心 白く青に 浮かんで 二つ並ぶ 淡い記憶