騙し騙されて 転がされるような日々 しまいには耳を塞いで歩く 誰かの広げた逆さまの新聞を 斜めに読むのがちょうどいい 明日の今ごろ 世界の誰もが分かち合う手だてを 冷たく燃えさかる炎が照らすだろう やけに神がかりな声で 時を稼ぐ最期のスポークスマン 真実で腹を満たせたら 銀行強盗が研ぎ澄ませたナイフで 気になるニュースを切り抜けば 退屈しのぎに弓を引く神々が こちらに気付いて咳をする 明日の今ごろ 世界のどこかで眠れない水夫が 照り輝くミサイルを流星と見紛う やけに神がかりな声で 時を稼ぐ最期のスポークスマン 真実で腹を満たせたら