目の前広がるほんとうの光景 誰かが呼んでる 切り刻んできた数だけ よく響いてる ちゃんとわかるよ 暖かくて 流れて 苦しい 構うことは無い さあ降りてきて 頬をかすめる灰桜 心深くまで もう僕の大切にならないで 振り払うのが精一杯だったの 懐かしい涙の予感がして 進もうと振り返ろうと もう何も無いけど 今度はきっと守りきるから もう一度咲いてみせて 孤独になるほど 足音 増えてゆく 不思議ないたずら 笑ってくれるならそれでいい こんなところに消えた心は あって あなたの呼吸に合わせ 許されるまで吐き続けるよ ちゃんと目を見て灰桜 聞いてほしいから 僕のこれはきっと治らないね 求めるほどに諦めた言葉の数々 いくつ言い切れるかな 感覚のない両腕にひらひら積もる いつもみたいにしたらって 泣かないでよ だって今は抱きしめたくて 仕方がないんだ あのときの続き 今なら きっと歩き出す風は吹いて 痛みは無いよ 時の狭間に囚われたまま ひとりになんてしない 進もうと振り返ろうと もう何も無いけど 今度はきっと守りきるから もう一度咲いて ここで笑って