周りの声も自分の声も 気づけば聞こえなくなって この手の体温奪う妖怪を見つけて 逃げ出してしまった 雲のブランコ真昼の海を泳いで 季節を繋いだ 岸の向こうで見たことない人が 笑って手を振っていた 「怖がることは一つもないんだ ようこそ、おもちゃの街へ!」 音も立てずにめくれるページ 大切なあなたが どうかこのままきっとこのまま 傷つかないといいな ねえまだ覚えている 坂道伸びた温もり 忘れて欲しくない 確かにそこにいたこと 森のグラウンド響くサラウンド 嬉しくて夢中で走った あくびの太陽 星屑の砂場に一粒涙をこぼした 「いつかあなたが気付くといいな また会おう、おもちゃの街で!」 時を待たずにめくれるページ ささやかな祈りが どうかこのままきっとこのまま 響いているといいな ねえまたいつの間にか ため息溶かした木漏れ日 忘れて欲しくない いつでも想っていること 揺れる花は春の風に高く舞った どこか遠く新しい命になるだろう 未来のその間際に たくさんの想いを乗せたはず とうとうこれで最後のページ 色あせない日々が どうかこのままきっとこのまま 綺麗なままがいいな ねえまだ覚えている 坂道伸びた温もり 忘れて欲しくない 僕らがそこにいたこと 僕らがそこにいたこと