いつかまた会えるだろうか 空っぽのまま響いている 乾いた体を震わせては 6本の弾いた音 付点四分のリズム重ねた音色に ありったけの恋を忘れてきた 痛いよ漂うだけ 近づきすぎてハウリング 星と星のように惹かれあって 通り過ぎて行く 離れ離れ切なくなって 足元が滲む 私もまた変わるだろうか 潮の風に錆び付いている 左の摘みを振り切っては いつになく歪んだ音 何度目かの夜に託した指で ありったけの恋を覚えてきた ずるいよ瞬くだけ 薬指からライトニング 途切れ途切れ記憶を辿って 照らし合わせてく ひとつひとつ確かめたくて 面影を探す やがてやがて季節は巡って 今にたどり着く ぽつりぽつり熱を放って 憧れを灯す