手招く影 囁く甘い罠 軋む扉 鎮める呼吸 見つめた闇夜 床を辿る無垢なDress 縁取る刺繍糸に絡む棘が引き裂く 痛んだ傷口疼くなら切り裂いて 痛みを超えるまで 甘い香り 咽せ返る程に 立ち入ること 禁じた部屋 閉ざし 鍵を失くした 真綿のような内側へと 堕ちた一雫 腐敗して拡がる 凍えた爪先凍てつく心まで 生きるとは失うこと? さよなら さよなら 憎しみ 愛した かけがえのない温もり 引き返せない 見慣れたはずの場所も違って見える 水瓶に映るその姿 歪んだ笑顔 響く悲鳴 閉ざした瞼に映る 赤い光 暖かい さよなら さよなら 憎しみ 愛した かけがえのない温もり さよなら さよなら 唯一の 理解者 かけがえのない温もり 引き返せない