揺れ動く陽炎の先で 二人はふと出会う それは誰もが気に留めない 僕の記憶 揺れ動く陽炎の先で 二人はふと出会う これは誰もが気に留めない 春の夢のこと 気付けば隣にいつも探した 四つ葉のクローバーのよう 話してよ、君の全部知りたいんだよ 「いつまでもそばにいるよ」 なんてこと。 舵を取る僕に地図を広げて 二人なら何処まででも 飛べると笑った 「悲しみの雨も君と待っていたい」 二人なら悪くないな、 って思ったんだ 揺れ動く陽炎の先で 二人は誓い合う 二人の距離を埋めるような愛は たとえば触れてしまうだけで 崩れてしまうほど 脆く儚く、美しい花のよう 「いつかきっと君の傍に」 知っていたよ、 その言葉を弱虫だね、 笑っていたよあれからずっと 僕が道に迷うそのときも 二人はさ何処にいたって 繋がっていたんだ 偽りの夜も君といれるなら 騙されたっていいのに、って風にさ そばにいるよって大切に思うほど どこかで溢れ落ちてしまうこと 僕たちはいつも気付かないんだな ずっと いつのまにか地図にない場所で 「僕らはさ何処にいても 繋がっているから」 言葉が溢れていくその様子を ただ一人僕は眺めていた グッドバイ 僕は君と同じ未来を描いていた 噛りかけた夢は 二人の歯の形をしていた グッドバイ あの日触れた気がした 君の秘密はさよならの 甘い匂いがした 揺れ動く陽炎の先で 二人はふと出会う これは誰もが気に留めない 僕の記憶