君に声があるのならば 何を叫ぶのだろうか クロに塗られた現実で 生き物として見られても 叫んだ言葉は無意味だろう 君は僕のセリフ通り 嫌も言えずに演じてた 小さなものが 大きなものにツノを立てたって かゆくもない 日は流れ大人になり気づいた そこはクロのない舞台 子供の作る台本は 無邪気でエゴも争いもなくて クロに塗られた現実で 生き物として見られても 叫んだ言葉は無意味だろう 君に心が宿っていたならば 何を想うだろう抱くだろう 嬉しい時でも悲しい時も傍にあった 僕は生き物で人形の君は抜け殻で 目を瞑ることさえ認められずに 笑っている 僕がメガホンを握って 君と2人で「夢」 という名の舞台を繰り返した 大人になった僕は 君みたいな人形にはなれない