愛と正義を上から照らす スポットライトの中 歩き続けていた 少し前はそうだった 分かれ道のもう一方で 僕を置いたままに進んだ きっとなくした運命も 好きな風景も空気感も 関係ない空の先で いつの日か流れてく 見たままの明日 今日も見据えては 「つまらない」を繰り返すなら 過ぎ去る時 花を添えて 悴んだ手で霊になった未来に触れる 動かない自分に大嫌いを告げて 包むその温度を 肯定を捨てた この足でも進めるように 空いてばっかの身体の隙間に 何を埋めるか分からない今のまま 足を止めた日々は 瓦礫の中で 光を求めていくほどに辛いな どうせ慰めにもならないような その声を振りほどいて 吐いた息を追いかけて 雨の中見えなくなっていく 質感だけが残った 遠く離れた記憶に いつまでも縋っていて 悴んだ手で霊になった未来に触れる 動かない自分に大嫌いを告げて 包むその温度を 肯定を捨てた この足でも歩くために 灰になって零になって居ない心に 零れてく思考も声も全部告げて 僕を埋めつくしてる心象がいつか 空の奥に消えますように