明暗記したノート 使い古した非常灯 送電網に流れた霹靂に 蝕んだまま 扉を叩いたまま 想像も全て書き綴って置いて 僕はまだ舞っていた 曖昧になった 切り替わる心が 縷縷として続く先を 大丈夫だって頬に触れた声に 手を添えてこうして前を向いて 「どうか導いてくれないか」の音を 明日に向けたこの舟に乗せて 傾く度に忘れ立ち去って進む 後悔を捨てて行こうか 相対していくことそのものが なかなかに痛むもんでしょ 反芻している外側こそが今日だから こうして前を向いてようと 導いてくれない所で 味わったことを遠くに捨てては 蝕んだから 扉を叩いたから 現実も全て書き綴って置いて 僕はまだ舞っていたいから 曖昧になった 切り替わる心が 縷縷として続く先を 大丈夫だって頬に触れた声に 手を添えてこうして前を向いて 「そうか導いてくれないか」の音を 明日に向けたこの舟に乗せて 傾くことも忘れては 舞って進む航海だ 見えた先は透明