光がそこにあった ガレキと灰の中で 確かにそこにあった 埋もれてしまうことはない あの男とはここでお別れのようだ 無事に出られるといいが… オレは呼ばれた方へ行く そこがどんな場所であろうと もしもこれが夢なら オレは夢を取り戻したことになる もしもこれが夢じゃないなら オレ自身が夢になるんだ オレがしたことの全て 間違いと愚かさの全て 世界を愛した瞬間や あなたの美しい顔 光はオレを受け入れる オレは神を信じていない でももう抗うことなどできない あまりにも満たされているから オレは光に近づいていく 痛みはどんどん消えていく 心は既に光と 受け入れ合っているかのようだ もしもこれが夢なら オレは夢を取り戻したことになる もしもこれが夢じゃないなら オレ自身が夢になるんだ オレはエンジニアだった 凍りついたあの車が オレの最後の 仕事になった