苦味のない朝だけを 切り取ってうまくいったみたいな 気持ちになる夜があってもいいね 退屈な午後になる きっかけになる淡いグレーの空は 街を飲み込んでしまいそうで 怖くなる だから 雑味が大事だと 耳打ちで教えて 夜になるまで 部屋に鍵はかけないで 歯痒くなるだけの相談に乗る声も かばんにありったけ詰めて 街を出ていくんだね 戻れない場所を思って君が泣いても たまに二人で見た月みたいなradio ただ過ぎ去っていくだけの 日々ならば 悲しみに逢っても忘れた頃には 灯りに変わるだろう それがしおらしく再び朝を呼んで 来るまでせめて一緒にいてよradio