欠けた月が浮かぶ ぼやけた街に 迷い込んで光る 蛍の群れが 街路樹を飾り 瞬く度に 晴れない窓辺も 照らしてくれよ 見透かして笑う 灰色の空に 砕け散って光る 流星の跡が 大気圏を抜け 煌めく度に 明けない闇夜も 射抜いてくれよ 曖昧にだって かがり火に沿って 歩き出せるのに この季節が終わる様に 塗り替わるとして この世界はどんな風に 映るのだろう そう考えたら 僕ら抱えた日常も 革命前夜と呼べるかな 溢れて出来た 感情の海に 僕ら浮かんで また明日を迎える ほうき星が頭上を 引き裂く度に 解けない鎖も 壊してくれよ 無防備にだって 暗がりを縫って 走り出せるのに この季節が終わる様に 塗り替わるとして この世界はどんな風に 映るのだろう そう考えたら 僕ら抱えた日常も 革命前夜と呼べるかな 当たり前の様に すれ違ってく様に 今が素通り 見えなくなったって 僕らは少し 迷ったって向こうに 今日を昨日に 変えて行けるんだ 溢れて出来た 感情の海を 僕ら泳いで また明日へ歌おう