長い物語はもう 終わりにしようか ふたりの景色は 色をなくしたまま あの頃にはもう戻れない 何度も交わした約束もあの夜も どこにも置いていかないように ひとりきり抱き締めていたのに 会えない夜に限ってさ 空がこんなにも綺麗だなんて ああ 残酷だ 立ち止まる度に見上げちゃって だいたい君は分かってない なんて今度会ったら言ってやろうか ああ 馬鹿みたいだ 星が降る夜に消えていくように どこからすれ違っていた? 大切なものをずっと見失っていた 君といた日々の中 見えない何かに怯えて 会えない夜に限ってさ ひとりになると思い出してしまう 止まったままの 時計の針は僕のようで 「会いたい」夜が何度も ふたりの時間を繋ぎ止めた ああ、あと少し 君の横顔を見ていたかった 会えない夜に限ってさ 空がこんなにも綺麗だなんて ああ 残酷だ 見上げる度に君を想って バイバイこれでさよなら なんて明日会ったら言えるだろうか ああ、散らかった 星屑を拾い集めるように