下り坂を下りきった先で誰もが 日曜日よりの使者の訪れを待つ 悲しみが西の彼方で燻る夜に 東でも二つ目の火花が落ちる 宛のない言葉を他人が攫って泣く なら口を噤む ビル群の放つ光に夜空が白む あれに見えるは偉大なる清き都庁舎 借りたままのビニル傘で世間を覗く 幾ら待てど本で読んだ白夜みたい 猿芝居 ふざけて君の名前を呼ぶ 応答は無く 愛しても卑屈に伝う all of mind 許しても密かに残る bad signs 待って 薄らいで行くあの日の記憶よ the city breaks its own outlines 地上からは見つけられぬ出口を探す もぐらたちのひしめきに世界が 響めく 敗北の憂さ晴らしに路地に火を放つ 息をしても息をしても追いつけない 帰れない二人が此処に幾らいる 数知らず 愛しても卑屈に伝う all of mind 許しても密かに残る bad signs 待って 薄らいで行くあの日の記憶よ the city breaks its own outlines 明日になれば明日の記事に世界が 騒ぐ 右を向き過ぎたところで左に至る 下り坂を下りきって上る頃には 気づかれずに傷つくのも 上手くなって 愛しても卑屈に伝う all of mind 許しても密かに残る bad signs 待って 薄らいで行くあの日の記憶よ the city breaks its own outlines