<♩> 好きなことも放り投げ どれだけの時 費やして来たかも 言わないけど分かってるよ あの頃 夢に見たもの 思うほど縮まらない距離 君は愛想笑い覚えたね 「こんなものさ 現実は」 空見上げ ぽつり零(こぼ)す 君の背中 「大丈夫だよ」って抱いてあげたい 吹き止(や)まぬ風に 瞼(まぶた)震わせて走る 時に勇気が途切れたら この声を思い出して 言葉はないけど いつだって君を見てる 決して独りじゃないこと気付いて… と歌うよ 不器用な君へ <♩> 人の声に揺さぶられ 人並みに…と取りあえずしたことも 必要か?と悩んでたね 同じ枠に入れられて 優劣付けて比べられて いつか 飛び立つことも恐れたね 「仕方ないさ 無力なら 巻かれることも必然」 塞ぎかけた胸の扉 開けたくて 叩いた 降り出した雨に 僕たちは傘もささず 涙も悔いもそのままに その姿 笑いあえる 希望という文字は 望む胸にだけ見える 今は小さな手と手繋いだら届くよ 追いかけた明日へ <♩> 微(かす)かな光に 僕たちはまた目覚める 静かな朝に震えたら この歌を思い出して! 言葉はないけど いつだって君を見てる 決して独りじゃないこと気付いて… と歌うよ 親愛なる君へ <♩>