流しっぱなしの映画も いつの間にか差し掛かる エンドロール 字幕追っていればいつか英語も マスター出来るかもなんて 二兎追うものは一兎も得ず 二足の草鞋で一生過ごす 絵に描いた様な終わり方 重ねてもズレる自分の在り方 30までにダメだったら どこかで線引く手が震えてた 40までにダメだったら どこかで線引く覚悟が消えていた あとを濁して飛んで行った鳥 何もかも変わったいわき駅前 二兎追うものは一兎も得ず なら、二足の草鞋で一兎を得る 『一体いつまで続けていたら ダメかどうかがわかりそう?』 そんな残酷な質問にさえ 笑って目の玉 横にそらす 傍から見たら 膝崩れ腹抱えた パスタ、インスタントみそ汁 空いた容器分だけ 腹の足しじゃない何かは満たされて 欲しい 先輩から 「今年も紅白ダメだったね(笑)」 でも、いつの間にか消えた(笑) その後に消えてく連絡すらも かっこ悪い 1本になったマイクで一人相撲 きっといつもの 切り取り線越えた 見取り図の いびつな白黒 ひと苦労 落ち込んだ翌朝 母親のLINE 40年経つのに 痛む帝王切開の傷跡 瘡蓋を頼りに 産まれた日よりきっと 今日、良い日である様に 30までにダメだったら どこかで線引く手が震えてた 40までにダメだったら どこかで線引く覚悟が消えていた あとを濁して飛んで行った鳥 何もかも変わったいわき駅前 二兎追うものは一兎も得ず なら、二足の草鞋で一兎を得る きっと行ける 50までには きっと行ける まだ途中だからな 何となくわかっていたつもり 積もった 炭酸抜けたビールみたいな 未来が待っていたとしても どうせいつかは死ぬなら 最後の一滴まで飲み干すでしょ そして、おかわりもいただくでしょ 勿論