灰星病

歌詞

嗚呼 淡々と進む時間割 為した虚偽のサニティは 爛々と光る目の先に 新しい知育玩具 再：燦々と燃える陽の下で 風に靡くハーピィと 半々の花が在る椅子に 誰も在ないのに 逃げられない教室で デュルケムが問うた 完全なアノミーに 裏付けられたスーサイド 誰も見て見ぬふりした 普通って何ですかね 違うって何ですかね それを問うた黒山羊 きっとこれが 膿 膿 膿 膿 膿 膿 膿 悪鬼の如く疎んじて それで正しいのでしょう? 身代わりは 輪っかの外に置かれては 置いた側が善なんでしょう? 泣いた感情の 上澄みを掬って舐めた 未だ輪の中にある果実は もう腐っていた 展覧会 展覧会 展覧会 腹中の展覧会 終身刑 終身刑 終身刑 打首のち獄門刑 最低だ これが災禍 泣いていた それもそうか 散々だ これがいいか 代替のモノポリー 変えられない教室で マートンが問うた 逸脱の行為に 適合していたスーサイド 彩られてはフラフラ 神様の悪戯に 席を奪った聖道愚人 鳴き喚いた黒山羊 いっそそれで 盲 盲 盲 盲 盲 盲 盲 大罪 大罪 大罪人に 足りない 足りない 足りない罰を 退廃 退廃 退廃じみて 大概 大概が忘れ去られ 咲いたリンドウの 花弁を毟った ただ毟った 皆腐ったんだ 押し並べて同じ事をしよう 悪鬼の如く疎んじて それが楽しいのでしょう? 何時の日か 輪っかの外に置かれても 善も悪も無いのでしょう? 泣いた感情の 上澄みを掬って舐めた 既に輪の外にある果実は まだ笑っていた 並べて輪の中にある果実は もう腐っていた