あたしアイドルになれなかった 駅前 コインランドリー まわる音 月曜日 バイトを休んで みた昼のワイドショーで 子供の頃の風邪の日 思い出したり 此処に 戦争はないよ あるのは虚しさだけ 君を 苦しめる全てなど 本来必要ないもの 此処に 戦争はないのに 安らぎもどこにもない もしも戦争が起きたら あたしアイドルになれなかった あたし公務員になれなかった あたしいい大学にいけなかった 地面とアスファルト 現実と桃源郷の はざまで いま ミサイルが降ったら 紛争が起きたら 太陽が消えたら 夜がずっと続くね それでもいいから 映画のような 日々はないだろう この世界に生きてて だとすれば そうだな 僕の願う最期は 例えば君のその寝顔とかいわゆる 平和な退屈 祈りにすこし 似ている