僕はこの煙草の一本が 終わるまでに君のところへ 駆け足で胸が苦しくっても 今すぐ君に会えるように 黒猫が夜のパトロールで 空を睨み付けてゆくのは やがて降る雨のせい 急いで 急いで ほら合い言葉はそう ふたりしか知らない言語で咲いた まぶしそうな寝ぼけ眼の君が ドアを開いた 続くおしゃべり夜明けまで いつのまにガラスの十代さえ 駆け抜けて歳を重ねても 揺るぎない確実な日々は まだまだはるか先のほうに ぼくはまた過ぎ去りし日々を 眺めては無口になるけど やがて来る朝を待つ 未来へ 未来へ ただ繰り返すのは 大人たちの知らない僕らの会話 楽しいときは大声で笑い 悲しい時に泣いた 今はこのまま夜明けまで ほら合い言葉はそう ふたりしか知らない言語で咲いた まぶしそうな寝ぼけ眼の君が ドアを開いた 続くおしゃべり ただ繰り返すのは 大人たちの知らない僕らの会話 楽しいときは大声で笑い 悲しい時に泣いた 今はこのまま夜明けまで