遥か彼方に見えてる陽だまり 黒く淀んだ何かの血だまり 夏の夜風に揺れてる向日葵の 周りを歩き続けて 君の心に残るわだかまり 僕はいつでもひとり空回り ビルの谷間に広がる暗がりを恐れて いい加減なことなんて言わないよ そろそろ もう終わりそう 十分前のことだって忘れたよ そろそろ始まりそう 雨 美しく咲いた花も散り 道に広がるデカい水たまり 街を覆う暗くて湿ったムード 朝が来ない夜中の金縛り 屋根の上の壊れた風見鶏 窓の外で誰かが立ち止まり ずっと見ている 苦しそうな顔なんて見せないよ それでなくても駄目そう 鳥になって空だって飛びたいよ そしたら救われそう 町の外れを歩く独りきり 駅の向こうの町へ行ったきり 行方知れずの二人を探すように