カーテンなし 1K 国道が近いせいか家賃は 意外に安かった 鍵はかけないで眠るのが普通だった 1人きりじゃ怖いんだ テレビ見ているフリでいつも バイト帰りの君を待っていた 青春時代があった 確かに僕にもあったんだ 思い出はいつも 目がくらむほどに眩しかった レジ前に立って 今月のタイムカードぼんやりと 見つめていたんだ 「社会的底辺」 自覚はあるからどうか何も 言わないでくれないか? 22時上がりになった今日は打ち 上げだけ顔でも出すか 青春時代があった 確かに僕にもあったんだ 思い出はいつも 目がくらむほどに眩しかった 行き場を無くして ここまで来たんだろ? ここまで来たんだよ 泣き声よ、止まれ ここで終われるかよ ここまで来たんだろ 応接間で昼寝 休憩時間はいつもどこでも 眠たくなってきた 小銭を数えて 「今に見てろ」って 啖呵切らなきゃくすぶる毎日だ 青春時代があった 確かに僕にもあったんだ 思い出はいつも 目がくらむほどに眩しかったんだ カーテンから夕景 生活は悪くないが家賃は今でも 安かった 「社会的底辺」 自覚があるならそんな 悲観することじゃないさ