雲の海から 今を見下ろす 諍い絶えず ただただ暗く 誰も 誰もが 知らない過去を 今の隙間に 差し込む それ故 悲劇を繰り返す 怒り 無くして 癒えぬ物だけ 取り残され 傷を舐め合う 何時も 何時迄も 癒えずに 理解の及ばない 感情 失くして 知らぬ物だけ 増え続けて 道を彷徨う 何時も 何時迄も 癒えずに 兎角平和を 謳えたならば とうにこの世は 綺麗な侭で 歪む視界に 惑わされては 廻る世界が 荒くも自壊 今の隙間に過去を差し込む 愚かな者が 今を苛む 騙し騙され 足掻く弱者を 無邪気に 啄む斑鳩 それ故 悲劇を繰り返す 怒り 無くして 癒えぬ物だけ 取り残され 傷を舐め合う 何時も 何時迄も 癒えずに 理解の及ばない 感情 失くして 知らぬ物だけ 増え続けて 道を彷徨う 何時も 何時迄も 癒えずに 理性を 失った 化け物紛いの 心 燃やして 地獄にて 臍を噛んでは 何時も 何時迄も 癒えずに