空の最終便はまるでラッシュのよう 止めた助手席には 君が駆け寄ってくる 懐かしさに紛れ 見落としてたもの 笑顔の奥にあるもう他人の表情 認めたくない 失った二人の距離 こんなにも側にいてこんなにも遠い あの頃の君じゃない 分かってるのに なぜ僕は同じように君を見つめた ずれる記憶のまま国道沿いを走る はじく磁極のように 言葉がそれてゆく 寒いガレージで君は星を見た まるで今の僕は過去だと言うように 蘇ってくる 背を向けたあの日の僕 一晩じゃ戻せない 戻らないように 最初から僕じゃなきゃそんな想いが 痛みだすその隣 君が笑ってた 指が泣いている 肌彷徨う度 謎は深まって 心は乱れる 認めたくない 失った二人の距離 こんなにも側にいてこんなにも遠い あの頃に戻りたい 愛の中心へ 僕はまだ諦めない 君を取り戻す