例えば 君が嘘を吐いていたなら いつも通りの朝が来ていたら こんな今日すら愛せていたのだろう ううん それは考え過ぎか いまさらなんとも思わないけれど なんて 少しは強がらせてよ 願いは願いのままで空回る はらはらと恋が爆ぜる 私が愛した言葉すべて 愛した音のすべて 忘れられないほど綺麗に 笑っていたから 恋したあの日を思い出して 描いた君の顔は 大人びていて似つかない それでいいけれど 例えば 君が涙を流して また私の手に触れたなら どんな恐怖も許せていたのだろう ううん それは未練がましいな あれから何度も浮かんでくる顔 私はどうにか消そうとするけど 願いは願いのままで そのままで はらはらと恋が爆ぜる 私が愛した言葉すべて 愛した音のすべて 映画みたいな結末を望んでしまった 恋したあの日を思い出して 描いた君の顔は 私が愛した君のすべて 愛した日々のすべて 忘れられないほど綺麗に 笑っていたのに 恋したあの日を思い出して 描いた後ろ姿 その隣に私など必要ないんだ ああ 寂しいな 寂しいなあ