正しくなんか生きられない 綺麗事なんかいらない 管巻いた嘘吐き 偽物ばっかの世界で 伸びた影が下を向く 静寂のような記憶 耳のすぐそばで 寂しい歌が 響いていたような 涙をなぞって褪せた指先 さようなら 溶けていくバニラ 甘くて 苦くて 気が触れそうな 眩暈の夜にふたり 連れ去って! 些末な言葉なんか届かない場所まで 確かな不確かを見つけたって 自作自演のきらめきにすがった 歪なスタンドバイミー 唱えたら 笑っていてほしい ねえ ずっと 瞳のずっと奥の方 心の方 その向こう なんだろう 秘密ひとつ アイロニー 消えてしまいたい最後に 正しくなんか生きられない 綺麗事なんかいらない 空っぽな身体に神様を詰めて 息をさせた 涙を辿って触れた温もり さようなら 溶けていくバニラ 小指と小指は結んであった 眩暈の果て 夢 幻だった 心は鏡なんだ ほら いまも叫んでいる 宛もなくただ彷徨い歩いて 差し込む光に触れる手前で ふたりが何処へだって行けること 思い出してほしい もう一度祈って 泣いて 願った愛を歌うのは もう一度選んだ本当の約束 過去も未来もどうだっていいかい? 最後のひとつ しあわせがいいな ふたりが出会えた今日の 答え合わせ はじめよう 確かな不確かを見つけたって 自作自演のきらめきにすがった 歪なスタンドバイミー 唱えたら 笑っていてほしい ねえ ずっと笑うから