リストカットした君へ 死にたいと呟いた君へ どうしようもなく怖くて 寂しくてふるえる君へ 眠れない夜の君へ 電話したいけど出来ない君へ 嫌われるのが怖くて 「助けて」も言えない君へ 死にたいけど死ねない君へ 逃げ場もなく怯える君へ 朝が来るのが怖い君へ 泣いても泣けない君へ つらさに慣れてしまう君へ 苦しくても叫べない君へ この世界を呪う君へ それでも生きてる君へ オーバードーズした君へ 死にたさに溺れる君へ 散らばった薬のシートを 泣きながらかぞえる君へ 凍えそうな朝の君へ カーテンを閉め切った部屋で 新聞配達のバイクの 音にさえ縋り付く君へ 死にたいけど死ねない君へ 死にたいのは本当なのに 「かまって欲しいだけだろ」 と思われるのが 怖くて「死にたい」も言えない君へ 死にたいけど死ねない君へ 矛盾に苛まれる君の胸 どうしようもなく心が痛い 壊れそうな君の声 人が怖いのに人が恋しい 自分が嫌いなのに愛おしい 死にたいけど死ねない君へ それでも生きてる君へ