鳥よ、透き通る君の 歌を聴かせておくれよ 心に開いた傷を 癒す術を教えてよ 暗く閉ざされた部屋に 淡く光が差し込む 眠れない夜が明ける 急に逃げたくなる こんなんじゃ駄目だって 自分を責め立てて 頑張って立ち上がっても すぐに足が折れて 歩くことさえ できない自分が嫌だ もう生きてたって 生きてたって 生きてたって 苦しみしかない 生きてたって 痛いだけで もう生きてたって 辛いだけで 死にたいと思うけど 死ぬ勇気もない 花よ、君がそこにいる 理由を教えてくれよ 生きる意味があるのなら 少し僕にも分けてよ 街を黄昏れに染める 赤い夕焼けのもとに 翔るあの鴉のように 僕も飛んで行きたい 呼吸が詰まって 道に立ち尽くして もう一歩も進む気力なんかなくて 目の前が暗くなって このまま消えてしまいたい もう生きてたって 生きてたって 生きてたって なんの意味もない 生きてたって 虚しいだけ もう生きてたって 辛いだけで 死にたいと思うから 死ぬ勇気が欲しい もしも誰かのために生きてゆく 義務や責任が僕にもあるなら 僕は今より強く逞しく 自分の足で歩けるだろうか それとも僕は何もかも投げ出して 逃げて惨めに顔を伏せて 雨に打たれたずぶ濡れの犬のように 死に場所を探すのか もう生きてたって 生きてたって 生きてたって 恥を曝すだけだ 生きてたって 迷惑なだけ もしも人生を リセットできるなら 生まれて来ないことを 選ぶだろう もう生きてたって 苦しいだけ 誰か僕を後ろから 刺し殺してくれ 早く僕を 楽にさせてくれ もう生きてたって 辛いだけで 死にたいと思うけど 死ぬ勇気もない もう生きてたって 辛いだけで 死にたいと叫んだら 空に虹が架かった