夕暮れの空 辛い記憶も、この僕の 存在も消し去る 幸せなど いらないと思った この空が見れるなら 「苦しみが深いほど 大きな幸が訪れる」 不幸に慣れ過ぎた僕らは そんなの抱えきれないよ 苦しみに慣れ親しんだ僕らは 今さら幸福など いらない。この空だけでいい 幸せになんかならなくていい 生きてさえいればそれでいい 空を見上げるひと時が たまにあればいい 死にたくなるような気持ちの日の 夕暮れはこんなにも美しい 生きてさえいればそれでいい それでいい。それでいいんだ 朝焼けの空 優しく傷を包む 静けさを切り裂く 幸せの文字が 「辛い」によく似てるって 言ったのは誰だっけ 幸せなんか願わない、 そう誓ったはずなのに 人の幸福に胸がざわついて 顔を背けたくなるのはなぜ 僕が下を向いて歩くのは 誰かが道端に落とした 幸せを探してるから 「幸せになんかならなくていい」 それは幸せになれない僕の 卑屈な強がりに 過ぎないのかもしれない 死にたくなるような気持ちの日の 朝焼けはこんなにも目に痛い 生きているってだけで こんなにも苦しい 幸せになんかならなくていい 生きてさえいればそれでいい そんなふうに思って 生きられればいい 死にたくなるような気持ちの日は 生きてさえいればとさえ思えない それでも生きている君は偉い 生きてるだけで偉い 生きてる。それだけでいい