「君のことが嫌いだ」 そう吐き出した午後に 僕は「僕のことが嫌いだ」って 気持ちのほうが強くて あの日 君の音を初めて聞いた時から 君を超えるためだけに過ごしてきた 表面的な表現しかできない僕には 雄弁に歌う君が疎ましくて それも勝負はついた 今日で全部終わりだ これで勝負はついた 君の勝ちだよ そりゃそうだよ だって君は凄くて 僕はただの一般人で ねえ笑わないで 君とのこの物語が もし漫画とか映画なら きっと君が主人公で 僕は何でもないやつだろう 君の自由さ、自分らしさ、 無駄に綺麗な顔に 狂うくらい憧れて 狂うくらい追いかけた 君が僕のこと誉めるほどまた ただ慰めにしか聞こえなくて これで勝負はついた 今日でもう終わりさ 僕は全部を出した 僕自身の これまでの全てで だけど君は凄くて 見てる先だって違くて 君は超えてった 僕は何年も君を超えるため その為だけに頑張ってきたんだ けど頑張るって他の人の当たり 前ならば やっていられなくて ねえ、だけど僕気づいた 君がいたからここまで辿りついた 君に謝らないと 君が言うように 勝負とかじゃなかった つまんない僕だった けどこれを機に目覚めたんだ つまんない僕だった けどやっと分かったんだ 僕ら2人で最強さ 僕は君だけのために この魂を込めたよ 僕だけの音 初めて出せたよ やっと自分のことを 好きになれたからきっと 僕はこれからだ ありがとう 道は続くよ