優しい言葉は苦手なの 言えずに 目を背ける あの日の傷は癒えたのと 言えば 嘘になりそうで 明日を約束されないぼくらは まだここに居たいと願う 君とは違うと 張り詰めていたように それも運命なのと 孤独の群れに紛れて たったひとりを探して 自分さえ見失って 血も涙も枯れ果てた 傷だらけの腕で抱きしめた 誰かが怯えて逃げた 助けたかっただけなのに 手は冷え切っていた 優しい言葉は苦手なの 誤魔化し笑うのも慣れた あの日の傷は癒えないと 言えば嘘とわかってる 明日を もう 信じられないぼくらは ただ朝が来ないことを願う 耐えられない闇の中で 息も出来ず沈んでく それも運命なのと叫んで 奪われた未来を望んだ 優しい言葉は苦手だ 戻れない過去を思うような 優しい言葉は苦手だ 希望も祈りも無駄だと何度も 繰り返したって伝わらないから 握った いばらの掌 血の滲んだ痛みしか 要らない 要らない 知らない 消えたい