ふんわり髪を煽って 支度を始める君を見てさ あー僕にはもったいないな きっと僕よりもいい人が いるはずなんて思うのです。 きっと君は普段から 僕に心配かけないように 言わないようにしていること 何十と?いや、何百とあるかもなぁ だからせめて君のために 何かをしてあげたいのです。 ちゃんとしなくちゃな 君に楽させたいな 僕のバンドを 君の枷にしたくないな 見えない将来、残高は0のまま 何が君を満たせるかな そんな 甲斐性のない僕を歌って 何より美しい君を縛って 絡まって解けないように 固結びしたいから 君のために " なにか" をしたいのです。 ぎゅっと髪を縛って 支度を始める君を見てさ 掃除洗濯炊事はもちろん任せてよ それ以外で 何かをしてあげたいのです。 ふと不安になって 出たばかりなのに恋しくなって 電話をする あーこんなんじゃ、だめなのにな 「電車が来るまでね」って 君にはもらってばかりだ。 長生きしなくちゃな いつか来る最期の日に、 笑って君を見送ってあげたいんだ シワだらけになった将来 誰よりも側に居て 「向こうで待ってて」 なんて気が早いかな どんな あなたも好きでいるよって いつまでも あなたを縛ってたいのって そばにいて? 私それだけで満たされるの そんな言葉に甘えちゃいけないよな どんな言葉で君を愛せばいい? どんな思いで体に触れたらいい? 君の将来を守らなきゃな 君のために " なにか" をしたいのです。 見落として、零れ落ちた。 「さよなら」にその目を見れない。 この僕の、人生は 君なしじゃ語れないのに。 身を賭して、零れ落ちた。 もう二度と君の夢を見ない 「片結びじゃ嫌だったのに。」