吹き荒れる嵐のような時が過ぎ去っ て 崩れ果てた穏やかな道はもう そこから先へは進めなくなっていて 私は独りで立ち尽くしていた 一つ一つ歩んできた事のすべてが 閉ざされていることに気が付いた時 もう、 このまま消えようと思いかけたけど 諦めることも出来なくて でも、心の奥に仕舞い込んでいた 畦道だけが最後に残っていた この旅路の果てには、 何があるのかさえ 分かりもしないけど、 たった一つだけでも 残されている道があるなら、 私はしがみついてでも 明日に向かって行きたい 何も出来ないままで終わる人生より は 思い残すことが一つも無いように それが例え無駄な足掻きだったとし ても 自分の意思で決めたことだから 軌跡なんて起こらないかもしれない それでも、私は立ち止まりたくない この旅路の果てには、 何があるのかさえ 分かりもしないけど、 たった一つだけでも 残されている道があるなら、 私はしがみついてでも 明日に向かって行きたい 辿り着いたその先には 光があると信じ続けて 「傷だらけになった私の心に 明かりを照らして」そう願っていた あの頃には戻れないから、 さよならしてもう一度 私は歩いていく この旅路の果てには、 何があるのかさえ 分かりもしないけど、 たった一つだけでも 残されている道があるなら、 私はしがみついてでも 明日に向かって行きたい 今、未来の光へ