思い出すのは泣いていたこと 知らない顔の想いが騒いで こんなときに限って出てくるのは どうしてだろう 話が尽きるたびお約束 「明日地球が終わるとしたら」 もうちょっと 真剣に訊いてくれないと いざとなったら わかんないよ 僕の背丈とあの雲が おなじにみえるほど 遠いところへいこう ユーリカ この心にはきっと重さがあって 僕らが気づくには ちょっと足りないけれど 思い出すのは笑っていたこと 頬に指を立てるいたずらで あれ実際なにが楽しかったんだろう 忘れていくのはどうしてだろう 僕の記憶のふたりぶんの景色が いつまでもお揃いでありますように ほら ユーリカ この心はどこかおかしなやつで 僕らが空を飛ぶにはちょっと 重すぎるみたいだ 僕ら ひとつずつ命を食べて生きる その仕組みを探している 空を少しずつ切り分けて呼吸をする その代わりにうたをうたう 僕ら ひとつずつ命を食べて生きる その仕組みを探している 空を少しずつ切り分けて呼吸をする その代わりにうたをうたう 君のあくびが なんだか大事にみえるほど 遠いところにいるよ ほら ユーリカ この心にもいつか終わりがあって 僕らの 歩幅じゃ間に合わないとしても ユーリカ この映画が終わって 幕が下りるまで 君だけみてくれたら なにもいらない 君だけいてくれたら なにもいらない