秋風が駆けてく 通り過ぎた胸を刺す くすんだ思いが 今を濁す あやふやな言葉で 錆び付く今を隠した 揺られて消えてく まどろみの中 冷たい夕日が 僕を見捨て離れていってる きっと虚ろだと 誰よりもわかっていた 錆び付いたこの世界に にじんだ雨粒 包まれた夜の中 未来(あす)を夢見てる 欲しくない明日でも 夜明けは待たない 灰色の暁を 照らし瞬く 朝焼け 憧れたヒーロー 描いてた夢のあとを ちぎって飛ばした 風の中へと 消えていく夕日が 背中押した日のこと覚えてる 今日を捨てたこと ためらいも気づいてた 混ざり合う明日から 聞こえる雨音 突き刺さる秋風に 手をかざし逃げた 諦めた夢のあと 消えてもくれない 降りしきる朝焼けが 照らす明日を夢見た 鼠色の世界に にじんだ燈 震えてた ボクの声 夜空に満ちてく こぼれそうな願いから あふれた言葉も 未来(あす)を呼ぶ音になる 響くファンファーレ 届くかな 混ざり合う明日から 聞こえた足音 突き刺さる秋風に 手を掲げ触れる 諦めた夢のあと あしたへ繋いで 灰色の暁を 照らし彩る 朝焼け