遠いあの日に くだらないやりとりをしては たまらなく笑う日々 戻らないことを思い出す 冷えた砂利道を 踏み締めながら一人歩き 音を残す日々 木を枯らす風が頬を刺す 隣り合う雲は静かに幽かに そっと離れゆく さよならは言わずに さよならは言わずに さよならは言わずに 温かさを残すだけ 冷たい風を背に それぞれの未来へとそよぐ 雨を流して 影残し途を進むのだろう 隣り合う雲は静かに確かに そっと離れゆく さよならは言わずに さよならは言わずに さよならは言わずに 温かさを残すだけ さよならは言えずに さよならは言えずに さよならは言えずに 温かさを残すだけ 夕暮れにわかれ雲 見上げて歩く帰り道