揺らめく街鼻歌まじりに いつもの道歩く午後 うだるような陽射し浴びて 足どりも重くなるよなそんな日は 影を選びくぐる街並み 熱混じりの風が吹く ぽつり溶けた水隙間に 感じる涼しさ泡のよう気づけば 曲がり角を過ぎ駆ける 潮騒の匂いに心は踊る 何もない今をただ重ねて 夢の跡二人だけで描こう ありふれた夏に煌めくような一粒を よこしまな気持ち宙に浮かべ 意味もなく二人だけ日々を 紡ぐように 笑いあいその先の景色をゆく 夏に溶けたこの声もいつか ざわめく街の中で 胸を痛めている日々の 君を作る音になれたら あぁ 息をするのも忘れるほどの 蒼い匂いに心は歌う 何もない今をただ重ねて 夢の跡二人だけで描こう ありふれた夏に煌めくような一粒を よこしまな気持ち宙に浮かべ 意味もなく二人だけ日々を 紡ぐように 笑いあいその先の景色をゆく 過ぎ行く夏の風にまだ感じたい夜 オレンジの色開く鮮やかな 雫はそっと消えた 何もない今をただ重ねて 夢の跡二人だけで描こう ありふれた夏に煌めくような一粒を よこしまな気持ち宙に浮かべ 意味もなく二人だけ日々を 紡ぐように 笑いあいその先の景色をゆく