「また明日」言った君が死んだんだ 握った手はまだ温かいのに 空は何故か酷く澄んでいて 穏やかに君が笑ってるようだ 別れる事はなくて生き続けるのに むかつく事すらできず日々に暮れる 悲しみ抱え嘆く空っぽな僕に 生きろ生きろと君は優しく言う 終わらぬ夜に 蓋をして生きる僕に 笑え笑えと君は背中摩る この穴は消える事なくただ重く 僕はこの形で生きてゆくのか 鈍く重い蓋の下には絶望の音が 流れ続けても 聞こえないふりしながら 歩いてくだけだ 悲しみ抱え嘆く空っぽな僕に 生きろ生きろと君は優しく言う 終わらぬ夜に 蓋をして生きる僕に 笑え笑えと君は背中摩る いびつな洞と君と明日を生きる