明け方ふと目覚めて カーテンの隙間風が吹いたら 朝靄 光の粒子 咽せ返るような真夏の匂い 溶けてくサンデー 気の抜けたソーダの味 夕暮れのチャイム 思い出がいくつも甦る 失うことも恐れず 遠すぎる憧れに手を伸ばして 今も残る夢の欠片 泡のようなソーダ流し込んだ 流れる入道雲が 揺らめいた街に影を落として 溢れる大粒の雨が 弾ける音で何も聞こえない 冷えてるサワー 湿ったアスファルトの匂い 雨上がりの 街路樹に雫が煌めいて 失うことが怖くて 自分の気持ちからも逃げ続けた 淡く残る後悔だけ 忘れるようにサワー流し込んだ 失うことも恐れず 遠すぎる憧れに手を伸ばして 今も残る夢の欠片 泡のように弾けて消えてしまう 気の抜けたサワー流し込んだ