夕方5時のチャイム鳴り響いた 校舎は、雨風が冷ましていけ。 放課後の愛を探す少年が 「もう無理か…。」 校庭走る娘を見ていた。 主人公に恋焦がれて、 メルカトル図法の地図。 今、気が狂いそうな赫いテレキャス 弾かせてくれ。 彼女はキューブリックの映画を 「コワイ」と騒ぎながら、 ショートケーキの尖った方を 彼に食べさせている夏だったー 夏だった?夏だった。 リュックに詰め込んだ センチメンタル、 記憶と妄想の区別は不明。 眠らないまま 朝になってぶっ倒れそう。 教科書、ノート、忘れてきた。 ボロボロになっていっそどこかへ 捨ててくれ。 裸足の季節、 まだ何もできず終えるのか。 彼女はピクシーズのレコードを 「クライ」と笑いながら、 日差しの角度ちょうど良くて、 とてもとても綺麗で。 彼女はピクシーズのレコードを 「キレイ」と笑いながら、 日差しの角度ちょうど良くて、 とてもとてもキレイな衝動だー 夏だった?夏だった!夏だった!