不眠をこじらせすぎて、 開き直って AM3:00に見始める配信ドラマ 第5話は、 少年少女の頃の仲間割れみたいな テンションで、 レモンジンジャーを桃色の憂いと 飲み干したいだけ? 間違いは 気にしちゃいないフリしても、 今朝は海岸通りに足が向かなくて。 いつもよりちょっと鮮やかな 雨上がり、 君は今ごろ犬のレイと 散歩に来ているのかなあ。 アイスクリーム 溶けちゃうほどに聴こえる、 いつか一緒に歌ったあのメロディ。 今も好きなの。 泣き止んで目と目が合えば 明日にはきっと元通り。 僕ら今ここで息をしている、 つまずいて転んで起き上がる! プリズムを通過した光線の、 今いちばん彩り弾ける波を探して 飛び込もうよ。 曖昧な優しさの真ん中で、 ささやいてみてほしい。 ほんの一度きりでも、 もう見逃さないのに。 だから祈っていたのよ。 髪を撫でられるように、 深いリバーブの 熱にのぼせちゃっていたみたい。 お気に入りのシルクの肌触り、 ハートビートがずっと 響くほどもっと近づいて。 ときめいた胸が痛めば重ねた手、 いつか 一緒に過ごしたあの寂しい町。 忘れたくないよ。 帰れない指を遊ばせ、 なんとか大丈夫そうさ。 僕らそう、 こうやって果実が爆ぜる! 汚れた靴でも進めたよ。 望遠鏡を覗き込むまでもなく、 オリオン座がたった今、 砂漠に落ちるのを見たか。