夕べ、パパとママが 喧嘩した。僕のせいで 僕がいなきゃいいんだ いっそ死んで消えたいと思った 友だちは腕を切って虚ろな目で 言うんだ 新しいパパにいたずらされてるって それに比べたら僕なんか幸せすぎて 「死にたい」なんて言えなくて でも死にたいのは本当なんだ 恵まれてる僕は死にたいと叫ぶ 権利もなく傷を隠して 「生きてて幸せです」なんて心にも 無いことばかり言わされて 「死にたい」 と言うためにあとどれだけの 苦しみと傷を負わなきゃならない? 楽になるための「死にたい」なのに なんで傷を競ってんだ 「今のままじゃ無理だ」 先生にそう言われた 眼の前が真っ暗だ 将来とか、もうどうでもいいや 友だちは努力して 才能もあっていいな でもおうちが貧乏で 働かなきゃいけないんだ それに比べたら僕は チャンスもあるのに 頑張れない駄目人間 恥ずかしくて死んで詫びたいよ 恵まれてる僕は死にたいと嘆く 資格もなく涙を飲んで 「産んでくれてありがとう」 なんて心にも 無いことばかり嘘ついて 「死にたい」 と言うのが悪いことなら 「生きたい」 と言いながら飛び込むしかない ピエロの仮面を縫い付けて 最高の笑顔でおさらばだ 恵まれてる僕は 許されないのか 幸せを捨てて新しく 歩き始めることさえも 恵まれてる僕は死にたいと叫ぶ 権利もなく傷を隠して 「明日も生きたい」なんて心にも 無いことを今日も言うんだろう 死にたさに溺れて生きたいと叫ぶ 生きたい、死にたい、生きたいよ いっそ殺してくれって泣き喚く僕は どうせ明日も生きてんだろ