信号が青にかわる 君も僕も同じ左の道 わずか10分程度の 足音が響く静かな帰り道 休み時間授業中 くだらない話は尽きない でもどうして同じ二人なのに 何も話せないの がたんごとん街はうたってる 意気地なしな僕の背中押すように がたんごとん近づいてる お別れの駅まで 赤く染まった君の頬は 寒さからか照れているのか 頭のなかではいくらでも 君に話したいことがあるのに 今日の終わりを告げるように ビルの間に沈みかける 茜を浴び明るむ君の黒髪は いつもより綺麗だったな 赤く染まった君の頬は 寒さからか照れているのか 頭のなかではいくらでも 君に話したいことがあるのに 何度も振り返って何を期待してんだ 改札抜け目の前から消える君を 呼び戻すとしたら僕の方だろう 祈ってばっかの日々だな 世界はずっとこんな風に 変わらぬまま進んでくのかな ぼーっと伸びる影をただ見つめて 今日も終わっていく オレンジが照らすこの道を あと何度君と歩けるだろう 言えるはずもない 動けるはずもない 無駄な後悔を背負いながら 歩きだす1人の帰り道