偽物透かせば空は限りなくて どこにでもあるような ネオンに見惚れている 風が頬に触れて 涙が可笑しくて 遠ざかる未来さよならした 鎖を千切れば心細くなって どこにでもあるような 笑顔に見惚れている 諦めに隠した果てしない迷いと 弱さを 何度も握り締めた ああ 今までの日々が 押し寄せてはまた僕を壊した 忘れかけた夜なのに 人の目潜れば 底は果てしなくて ぶら下がった蜘蛛の糸すら もう見飽きている 風に舞い上がった砂埃のような 未来を何度も振り払った ああ 繰り返すだけの日々が 押し寄せてはまた僕を壊した かけがえのない日々なのに ああ 遠ざかってく青い記憶を 抱き寄せてはまた僕が壊した 忘れかけた夜なのに 曇りガラスを破った 先の虚しさに目が眩む もう何もかもわかって逃げ 出したのは僕だった… ああ 繰り返すだけの日々が 押し寄せてはまた僕を壊した 忘れかけた夜なのに