Track by山本大斗
梅雨の晴れた日 窓を開け走る 子供たちの水溜りを蹴る音 癖で撮る写真 やっと切れたフィルム 心なしかシャッターを切る指が重い どうやっても取り戻せない 一瞬の春の光と 行き場のない怒りも 固く閉ざされた日々も 洗いざらい流す雨が降る もう誰も彼もいないとして 思い思い話をしよう それが巡り巡る命として 体に残ってるの あなたは笑うけれど 後悔も愛も一つにして 晴れの雨の翳り そして 絶え間ない強い粼として いつまでも待ってるよ 五日目の忘備録