今この手を君に伸ばしても 触れるのは君の吐息だけ 焦がれそうなこの想いをぶつけるの ありふれた朝の土砂降りの嘘 重なる言葉は行方知れずに どれだけ叫んでも響かないのは 心に穴があるから 瞳の奥にも 自然と映っていた君の後ろ姿が 誰かに遮られてしまうの そこに僕は居ないから 今この手を君に伸ばしても 触れるのは君の景色だけ 止まらない想いを 声に乗せて歌うよ 言葉通りの世界になるなら 全てが嘘になるでしょう? 変わらない運命に抗うんだろう 終わらない夜が明ける頃には 終わらない事は無いと気付いた 言葉の在り処も見つからないから 遂に立ち竦んでいた 失いかけてた 軋んだ心を逆手に 持ち替えて 僅かに残った良い言葉を 全て使い果たすんだ 今この手を君に伸ばしても 触れるのは君の吐息だけ 終わらない想いを胸に秘めて歌うの 此処でこうして笑顔になれたら 全てが楽になるから 夢中で描いた奇跡 探しに行こう 明日を願い 明日に願い ありふれた朝も悪くない 戯言に紛れた本意 不器用すぎた恋 伝えたのに 伝えたのに 其処に君はもう居ない 初めから一人遊び やっと口に出せたはずなのに 今この手を君に伸ばしても 今この手を君に伸ばしても 触れるのは君の記憶だけ 止まらない想いが 僕の胸を満たすの 言葉通りの世界になるなら 言葉なんて無くなったっていいよ 出会った事に意味があるんだよ 敬具